2012年 1月まとめ

2012年になって初めての日記です。


日本は寒いそうですが、この冬、ブダペストは居心地が良いです。なんといっても、普段の冬ではめったにお目にかからない太陽がよく見える=晴れが多いのです!
『太陽光セラピー』というのがあるそうですが、おかげでこの冬は鬱な感じがしません。


今年は正月返上で仕事、いろいろと練習するものが溜まっていたので、気分的には今日になってやっと休みが来た、といった感じです。今日も午後は録音がありますが・・・。


正月元旦はF・アダムとの子供向け『ハイドン天地創造』でした。
ミュパが子供と大人でいっぱいで、休み明けで調子のいまいちなオケもシャキっとせざるをえないというか、子供に変な演奏は聞かせられないという意地で、なんとか乗り切りました。
前回の日記にも書いた、2匹のワンコも元気に姿を現し、立派に役目を務めました。
ワンコ達は、それまでのオケに対する拍手の、何十倍もの拍手を受けていました。
新たなる、ライバルの登場か・・・


その後は、古巣のオケへエキストラで行って、3回の新春コンサートで映画音楽を弾きまくり、(それぞれのプログラムが交錯して、楽譜も尋常じゃない数あり、大混乱でした)頼まれて雰囲気づくりのために『SAYURI』の演奏前に浴衣で舞台へ登場するということまでやらされました・・・日本人が一人だけじゃなかったのがせめてもの救い。


それから、放送交響楽団での『火の鳥』。今シーズン指揮者に就任したVajda Gergelyとの初めての本格的なコンサート。指揮は明確で、指示もポイントをついており、好感が持てました。我らがコンマス、Oláh Vilmosのメンコンも良かった。普段なら崩れてしまいそうな瞬間でも、喰らいついていく木管の集中力と執念、あとはお互いの信頼感でピッタリ合ったのを聞いたときは嬉しくなりました。


そして昨日のワーグナー。
これについては、長くなるので詳しくはまた次回にしようと思いますが、とても感動的でした。



今年は特に新年の誓いなど立てていませんが、健康で、家族仲良く、音楽の道に邁進できるよう頑張っていきますので皆様どうぞよろしくお願いします!