インフレと幸せ度

1月の平均で5.5%の物価、サービスの値上がりがあったそうです。
原因としては、税制改革、フォリント安、高速道路料金の実質的値上げ、事故税導入などがあげられるそうで、5.5%という数字も、決して高い数値ではなく、2010年4月には5.7%の値上げ率だったそうです。


インフレとか、よく分かりませんが、やはりハンガリーを日本と同じように考えてはいけない…

なんせ、第2次大戦後に16年間で貨幣価値が1垓3000京分の1になったそうですから。まず、京より上の単位を使うなんて日常ないことなので、頭がブロックしてしまいます。この数字を言われてスグ想像できる人がいたら拍手を送ります。


私と同じ世代の人がよく言うのは、「小学生のころはアイスが2Ftだった(現在は安くて150Ft)」
私ですら、「ここに来たころは牛乳180Ftであったよなぁ。今は、に、245Ft。。。」チーズも、こんなちっちゃな塊に570Ftの値が。おかげでチーズは食卓にのぼらなくなりました。

平均給料16万Ftの数字を信じるとして、それだと手取りは10万程度、普通に考えてみて、10万円の給料で、500円のチーズが買えますか…??


さて、少しはいい話もしたいのですが、こんなデータも昨日出ておりました。
Ipsosというところの調査で、世界24か国中、『幸せだ』と答えた人の%が一番少なかった国…

はい。ハンガリーです。

なんと、たった6%の人が幸せを感じているそう。

日本はドイツやポーランドと並んで、15%の人が幸せだと感じているそうです。

平均では22%、一番幸せ度の高いのが、意外にも、インドネシア。インドネシアでは半数以上の51%の人が幸せなんだそう。

私としては、ハンガリーと僅差の7%のところに韓国がいるのが、不思議な感じがしました。


この調査では、シングルよりも家族持ちの方が、低所得者よりも高所得者のほうが、年配より若い人の方が、そして学位を持っている人の方がより幸せを感じているということも明らかになったそうで。


でも、だいたい『幸せ』の定義なんてあまりにあいまい、主観的なもの。この統計にもたいして意味はない気もします。


私の知っているハンガリー人たちは、始終不平を言ったり、皮肉屋だけど、幸せというものを大事にして、追及しているように見えるので…。